今回は、1歳を過ぎてからオッパイに執着しているように見える娘ちゃんに対して「愛情不足なの？」と不安になったママからのご相談です。
まず、絶対言えることが1つあります。1年間、毎日何度も胸に抱いて授乳時間を過ごしてきたママと娘ちゃんです。見つめ合って、肌の温もりを感じて愛情を深めてきました。絶対に愛情不足なんかじゃありません。自信を持ってくださいね。
では、どうしてオッパイへ執着している(ように見える)のでしょうか？
原因は色々あります。
①卒乳が近いのかもしれません。オッパイとの決別の儀式な  のかもしれませんね。
②冒険をした後なのかもしれません。1歳をすぎると少しずつ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　行動範囲が広がっていきます。ママとの距離を測りながら少　　　　　　　　　　しずつ、少しずつ世界を広げていきます。ドキッとしたりすることがあったのかもしれないですね🍀
③もしかして、もしかするとママおめでたかもしれないですね🎶不思議だけど子どもってわかっちゃうんですって😊

他にも色々あると思いますが大切なことは原因を探ることじゃなくて、今のこの状況をあなたならどうしますか？ということなのですよ。

1歳を迎えると何故か周囲から、「オッパイまだしてるの？」とか「もう辞めないとね」などと言う声が聞こえてくることが多いですよね。
母乳を栄養的観点から見るとそうかもしれませんね。
でも、母乳って栄養的価値だけじゃないよね？初乳は免疫物質がたくさん含まれていて赤ちゃんを感染から守ります。また、オッパイを飲むという行動は顎の発達を促し、発声や発語に影響を与えます。何よりも、一日に何度も胸に抱かれ肌のぬくもりを感じながら満たされていくのは、お腹よりも心のほうじゃないのかな？と、思います。
1歳をすぎると母乳の栄養的価値は確かに無くなります。その代わり、心の栄養になっていきます。
3歳までの子どもは人として大切な「基本的信頼感」を獲得する大切な時期です。この基本的信頼感は、人と上手に関わるためのとても重要な発達課題の一つです。「三つ子の魂百まで』って昔から言いますよね。人としてベースとなる部分をオッパイが担っていると思うと、オッパイの意義って栄養だけじゃないって分かってもらえるかな？

オッパイを、いつ終わるのか。
難しいし悩むと思います。私は状況が許せるなら子どもが自分でオッパイを卒業する事がベストだと思っています。
さまざまな状況の中で断乳を選択することもあると思います。どれが正解ということではないと思います。
どうしたらいいのか迷ったらご相談ください。
ママとお子様にとってベストな提案をしたいと思います。

ちなみに、私は仕事をしながら三歳半まで授乳を継続して卒乳を迎えましたよ😊